子猫の水分補給は大切!お水の管理と飲まないときの対処法

子猫の水分補給は大切!お水の管理と飲まないときの対処法

猫はもともと森林や砂漠で暮らしていた動物のため、水を飲む量が少ないと言われています。ただし水分摂取量が少ないと脱水症の心配も。子ねこのうちからお水を飲むように習慣づけることが大事です。また正しいお水の管理方法を知り、猫がいつでもきちんと飲める環境を用意しましょう。併せて猫がお水を飲まないときの対処方法もご紹介します。

いつからお水を飲み始めるの?
~子ねこの水分量目安~

ねこが水を飲み始める時期

離乳食が始まる生後4週齢までは子ねこの食事はミルクなので、お水を与える必要はありません。
離乳食が始まり、ミルクから、キャットフードに少しずつシフトしていく頃、お水を与え始めます。この頃はお水をあまり飲んでいなくても、併用でミルクも飲んでいるため、水分不足をそれほど気にする必要はありません。
離乳期が終わり、本格的に子ねこ用フードを食べ出す8週頃にはミルクも卒業。水分補給は主にお水から行うようになります。必要な量のお水を飲めているか、確認してあげましょう。

猫の1日の必要な水分量

子ねこが1日に必要な水分量(ml)は、体重や月齢によって異なります。目安としては、以下のようになります。

  • 生後4週(体重400gの場合)…110ml
  • 生後8週(体重800gの場合)…170ml
  • 生後1年(体重4kgの場合)…380ml

ただし、水分はお水だけでなく、フードからも補給できます。ドライフードは約10%、ウエットフードは約80%の水分が含まれるため、必要なお水の量は食事によっても異なります。
子ねこのうちは体重をこまめにチェックして、水分不足にならないように気を付けてあげましょう。

新鮮に保とう!~正しい水の
管理方法とは~

水は常に用意して清潔に保つことが基本!

新鮮に保とう!~正しい水の管理方法とは~

水は常に用意して清潔に保つことが基本!

猫に与えるお水は、常に器の中に入れておき、いつでも好きな時に飲めるようにしておきましょう。新鮮でないお水は飲まない子もいれば、ベランダに置いた水差しのお水が好きな子もいるため、子ねこのうちにいろいろな飲み水を用意して好みを調べてみましょう。いずれにしても水は毎日変えてあげ、清潔に保つことが大事です。容器も小まめに洗いましょう。

基本は「水道水」でOK!ミネラルウォーターの注意点と気を付けること

猫に与える水は、水道水で大丈夫です。「健康に良さそうな、ミネラルウォーターのほうがいいのでは?」と思うかもしれませんが注意が必要。ミネラルウォーターに含まれる「マグネシウム」や「カルシウム」は、猫が摂り過ぎると尿路結石や膀胱結石の原因となります。
また猫は匂いに敏感なため、水道水の塩素臭や食器についた中性洗剤が苦手。お水の温度も猫によって好みがあるので気を付けてあげましょう。
子ねこが好んでお水を飲める環境を用意してあげることが大事です。

飲みやすい工夫を!~子ねこが水を飲まないときの対処法~

お水を飲める場所を複数用意する

子ねこのうちからお水を飲むように習慣づけることはとても大事です。猫がよく行き来するお気に入りの場所にお水をおくと、スムーズに飲んでくれることがあります。容器を1ヵ所に置いておくのではなく、お家の中のさまざまな場所に置いてみましょう。また、場所ごとに容器を変えてみて、お気に入りの容器を見つけてあげるなど工夫をすることで、お水を飲むきっかけになることもありますよ。

ウエットフードで水分補給を

食事にウエットフードを取り入れることも水分補給のサポートになります。ウエットフードはスープ仕立てやゼリー仕立てで水分が豊富に含まれているため、食事しながら水分を一緒に摂取することができます。

水分不足に注意!!
~脱水症とは?~

猫が水を飲んでくれないとき、気になるのが脱水症。あらゆる栄養素の中で、水は最も重要であると言われていて、猫の体は成猫で50~60%、子ねこはさらに多く60~80%が水でできています。水分が減り脱水症になると、食欲が減ったり、動きが悪くなったりし、体の水分量の10%が失われると命に関わる状況になってしまうことも。特に子ねこは下痢や嘔吐で水分が不足しやすく、体力がないので成猫に比べて重症になりやすいのです。水分が足りないときはスポイトで少しずつお水を飲ませますが、飲んでくれないときや元気がないときは早めに動物病院に連れて行きましょう。

子ねこの水の与え方まとめ

猫にとって、とても大切なお水。とくに子ねこの場合は脱水症になりやすいので注意したいですね。お水を新鮮に保ち、子ねこが好む環境を整えることで、飲みたいときはいつでも飲めるように気を配ってあげましょう。

特集記事TOPに戻る ニュートロ公式通販TOPに戻る