子猫のトイレトレーニング徹底解説!しつけ方から管理まで
しつけ
子猫の育て方
子ねこが家にやってきたら、まず覚えてほしいのがトイレ。トイレトレーニングのポイントを押さえて早めに覚えさせることで、部屋でトイレを失敗する心配がなくなります。トイレ砂の取り替え方やトイレでしないときの原因などについても、知っておきましょう。
子ねこのトイレトレーニング。サインを逃さないで
生後3〜4週齢頃、自分で排泄ができるようになったら、子ねこのトイレを人目につかない静かな場所に置きます。子ねこが床の匂いをしきりに嗅ぐ、グルグルと落ち着きなく動く、床を掘るような仕草を見せたら、それはトイレをしたくなったサイン。優しくだっこして、速やかにトイレへ連れて行きましょう。
猫には、同じ場所でトイレをする習慣があるので、何度か繰り返すことで、自然とトイレの場所を覚えるでしょう。
ただし、トレーニング中に子ねこが怖がるとうまくいきませんので、慌てて強くだっこしたり、バタバタと激しい音を立てて移動しないように。もし、うまくトイレでできなくても叱らずに、不安や警戒心が取れるまで、焦らず優しく見守ってあげましょう。成功したら、思い切り褒めてあげます。おやつなどのご褒美も効果的ですよ。
トイレの管理方法は?
便のチェックも忘れずに
猫はとてもきれい好きです。トイレは、最低でも1日に1回は掃除してあげましょう。便は可能なら、気付いたときすぐに片付けてあげるといいですね。小まめな清掃は、排泄の異常に早く気づけるメリットもあります。便秘や下痢をしていないか、色、形、臭いなどもよく観察しましょう。
特に子ねこは下痢になると、脱水症状も起こしやすいため注意が必要です。3回以上連続して下痢をしている、1日以上下痢が続いているなど、長引く場合は早めに病院へ連れて行きましょう。
マーキング行動?
トイレでしない原因と対処法
マーキング(スプレー)
猫は、「ここは自分の縄張りだよ」と主張するために、スプレーという特別なおしっこでマーキングします。本能的な行動で、粗相とは異なります。普段より数十倍濃い少量のおしっこで、壁などの垂直な場所に向かってするため、量や臭い、場所から、スプレーかどうかはすぐにわかります。
特に、去勢・避妊手術をしていない猫に多くみられますが、手術をすることでほとんどの場合は収まります。ただし、手術をしても、知らない人や他の猫のにおいをかぐなど、不安を覚えるとマーキングすることがあるので注意は必要。もしもマーキングしてしまったら、おしっこをかけた場所や物を丁寧に拭き、しっかりおしっこのニオイを消すことで再発を防ぎます。
トイレが汚れている
猫はとってもきれい好きなので、汚いトイレに入るのを嫌がって他の場所でしたり、がまんしてトイレをしなくなることがあります。我慢し過ぎると膀胱炎や便秘になることも。毎日の掃除に加えて、週に一度は容器を洗い、猫砂をすべて取り替えるなど、常に清潔を心がけましょう。
トイレ環境にストレスがある
猫はトイレに関してとてもデリケート。人の通りが多く落ち着けない、猫砂の素材が気に入らないなど、何かストレスを感じるとトイレでしなくなることがあります。その場合は置き場所の見直しや、他の猫砂を試してみましょう。また、他の猫とのトイレの共有もストレスの原因。猫が複数いる場合は、猫の頭数+1個のトイレを準備してあげましょう。
猫のトイレトレーニングまとめ
トイレトレーニングで大事なことは、子ねこの気持ちになって応援してあげること。焦らず怒らず、覚えさせてあげましょう。そして、いつも清潔で落ち着けるトイレを保ち、子ねこがリラックスして排泄できるよう環境を整えてあげましょう。